ラグビー選手はもっと試合をみるべき!
これは高校のときからずっと思ってきたこと。
ラグビーを理解していない以前に、ルールさえもうろ覚えな選手が多すぎる。
試合中なにを思ってプレイしているんだろう・・・
Contents
ぼくは高校に入学してから、本格的にラグビーを始めました。
それまでは、遊びとは言いませんが、中学にはもちろんラグビー部はなく。
近くにラグビースクールもありませんでした。
たまに、県外のチームに誘って頂き、試合に出させてもらう程度。
日本のラグビーは体を動かすことしかしない
ラグビーをやっている方の多くは高校から本格的にはじめるひとばかりでしょう。
なので、監督はとにかくラグビーになれる練習を最優先させます。
それが、まさにグラウンド練習ですよね。
これは当然と言ったら当然のこと。
だって、試合はグラウンドでするから。
ボールも楕円級なので、ボールのもち方さえわからない。
投げ方だってそう。
まさにゼロからのスタートです。
試合のビデオを見るようになったキッカケ
入学して半年位だったかな。
ひざに血がたまり、ぼくはけが人になってしまいました。
そこから、よくビデオを見るようになったんです。
ラグビーの試合を見ること自体はもともと好きでした。
まあ、ウエイトが嫌いだってこともあったのですこしでもラグビーを勉強する意味でビデオだったのかも。
でも、これこそがぼくが大学までラグビーができた要因です!
ビデオをみて得られること
- ルールが理解できる
- プレイの幅が増える
- プレイの選択肢が増える
- 試合の運び方が理解できる
ルールが理解できる
これは本当に重要。
でも、ラグビーのルールって結構複雑ですよね。
なので、ビデオを見ながらすこしづつでもしっていってほしいです。
ルールを知ることで絶対にプレイの幅が広がります。
それに、試合中冷静にプレイの判断ができる。
試合中に、めっちゃ必死な顔をしている人いますよね?
試合の状況をうまく把握できていないんですよ。
把握する上でも、ルールは絶対におさえておきましょう。
プレイの幅が増える
実際に練習や試合に出場して実際に起こるシチュエーションってごくわずか。
相手かいて、成立するスポーツなのでそれはどうすることもできません。
いくら相手のチームを研究し、試合の作戦を練ったところでその時の状況で最善のプレイの選択は変わってきます。
ビデオを見ることで、意外と体が勝手に反応してくれることがあるんですよね。
あとから考えてみると、「あーあのときみた試合のとき◯◯選手がやっていたような〜」
みたいなことがあります。
プレイの選択肢が増える
これはプレイの幅と似たようなところがありますが。
選択肢が増えるというのは、反射的、偶然な判断ではなく、あなた自身がねらってプレイを選択できるようになります。
プレイの幅・・・反射的、偶然も含まれる
→自分自身で意図したものではないので、運任せになってしまう場合も。
プレイの選択肢・・・自ら意思で選択したプレイ
→自分から行動を起こすプレイ。
試合の運び方が理解できる
勝つことが最大の目標です。
※例外もあるかもしれませんが…
- 後半残り時間2分
- 敵陣22メートル マイボールラインアウト
- スコア 25対22
あなたのチームが勝っています。
あなたのチームはどんな選択をすべきですか?
ぼくなら確実に1を選択します。
だって勝つことが最大の目的だから。
2のように、すぐにボールをだしてしまい、
- インターセプト
- ラックでタンオーバー
をされてしまうことは絶対に避けなければいけない状況です。
この判断ができない選手がフォワードには特に多いです。
最大の目的は試合に勝つこと
- 試合時間
- 陣地
- 得点差
で、状況に応じてプレイできるようにいろいろなシチュエーションをみておきましょう。
どんなビデオを見たらいいの?
どんな試合でも、なんでもいいです。
とにかくいろいろな試合をみる。
そうすることで、自分自身のプレーの幅が広がります。
それに、ルールも把握できます。
ラグビーのルールは複雑な部分があります。
でも、いろいろな試合を見ておくことで、たくさんのシチュエーションを見れます。
勝手に体が覚えていくんですよね。
ルールを知っているのと、知らないのでは試合中の落ち着きが全く違います。
冷静にプレイできます。
一番のおすすめ!
ラグビーも進化していて、すこし古いラグビーを思われるかもしれませんが、
まずはこれを見て頂くとよりラグビーが理解できます。
2006年2月12日 秩父宮ラグビー場
日本選手権
これは本当にすごいラグビーでした。
清宮監督率いる早稲田大学。
佐々木隆道キャプテン、青木、五郎丸、矢富、畠山、首藤、今村、菅野、曽我部、後藤、豊田選手。
タレントしかいません・・・笑
対して、トヨタ自動車は広瀬や難波、菊谷選手。
現サンウルブズヘッドコーチ ティアティア監督も所属していました。
ティアティア監督は別次元でしたね。
この試合がぼくがおすすめする、まず見るべきラグビーの試合です。
探してみたんですが、まるまる1試合はありませんでした。
フォワードはとくに見てほしい
傾向として、バックスは比較的ビデオを見ているともいます。
でも、問題はフォワード。
ウエイトばっかりしていて、ビデオを全く見ていない。
だから、試合中あたふたしてるんですよ。
自分の仕事だけこなそうとしてしまっている。
プロップなら、スクラムとリフト。
ロックならラインアウトとブレイクダウン周辺だけ。
考えてプレイしているそぶりなんて一切ありませんでした。
ビデオの見方
ラグビーファンとして見てしまっては意味がありません。
「うわーこのトライやべー」
なんていりません。
あなたのポジションの選手をみてください。
試合中すべて、その選手を追えないかもしれないけど、ボールを持っていないときにどんな動きをしているのか。そういうところを見てほしいです。
グランドに味方と敵をあわせて30人いる。
でも、ボールをもつのは1人。
圧倒的にボールをもたない時間がおおいスポーツです。
それなのに、ボールを追いかけても意味がありませんよね。
あなたのポジションがどんなことを求められているのか?
どう動くべきか想像しながら見てほしい。
ビデオのラグビーの練習に匹敵するくらい、重要なので
ぜひ、どんどん試合のビデオを見てみてください。
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