高校のOB戦では、現役を引退した選手がハツラツとしてプレーをし、現役時代では見せなかったパフォーマンスをみせることがある。
「現役のときにそのプレーをしてくれよ!」なんて言い合うことはもはや恒例行事。でも、現役時代にそれを出すことはなかなかできない。
なぜだろう・・・
今回は、「現役を引退したら上手くなる」を徹底解剖してみました。
現役自体は「監督」に管理されたプレイヤー
日本の高校生は、監督に管理されている。まずはポジションの仕事に徹することを教えられるからだ。
たしかに、まずはこういった各ポジションでやるべきことを徹底するべき。しかし、そこへの指導が厳しすぎるがゆえに、臨機応変なプレーだったり、相手のいひょうをつく動きは日本人は苦手でもある。
やはり、これらは「監督」という存在の影響が一番大きい。
引退したら自由
でも、現役を引退したら、監督に指示されることはない。自分の思ったように、好きなようにプレーできる。ビデオでみた憧れの選手のプレーをマネしてみたり、「ハッ」と思いついたプレーを瞬時にできる。
そのプレーを現役時代にしていれば、もっと活躍していただろうなって思う選手は多いんですよね。
走れないが、頭を使うことに繋がる
高校ラグビーを引退するとラグビーが上手くなる。それは監督の管理から解放されたことが一番の要因。
これを、もう少し深堀していきましょう。
走らなくていいと、考えるようになる
各ポジション、監督からの指示は先ほど書いたようにこんな感じでしょう。しかし、この根底には、”とにかく走れ”というどのポジションに共通した指示が隠されている。
監督からの指示▼
・ハーフはボールをさばく
・フランカーはタックルにいけ
選手達は走らなくてもよくなると、頭を使うことができるようになるんですよね。やっぱ、走る行為はかなりしんどい。でも、一番きついことをしなくてもよくなると、体力的に余裕ができる。余裕ができると、人っていろいろ考えちゃう。それこそがラグビーが上手くなることに繋がっていくんです。
「現役を引退すると上手くなるの」流れ
現役引退
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監督からの指示がなくなる
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走らなくていい
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余裕ができる
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考える
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プレーの選択が広がる
▼
上手くなる
現役引退からラグビーが上手くなる流れはこのような感じ。
もっと高校生に余裕をもたせる
現役を引退してから、上手くなるってもったいなさすぎる…現役時代からもっと上手くプレーさせるにはもう少し余裕をもたせるのも大事ですよね。現役時代にもっと上手くなってほしい!
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