- ラグビーのポジションと背番号について
- 有名選手のポジション
- ポジションの役割
ラグビーのポジションに興味をもっていただきありがとうございます!
この記事は、ラグビーのポジションについて解説しています。
・あの有名選手はどこのポジションなのか?
・どんなポジションがあり、それぞれどのような役割があるのか?
など分かっていくとどんどんラグビーの魅力にハマっていくこと間違いなしです。
ぜひ、参考にしてみてください。
Contents
ラグビーのポジションは大きく2つに分かれている
15人の選手・10コのポジションからなるラグビー。そのポジションは大きく2つに分かれています。
それはFW(フォワード)とBK(バックス)と言われるポジション。
- ラグビーの試合は15人で行う(15人vs15人)
- ポジションは大きく2つに分かれる
- FW(フォワード)とBK(バックス)
FWとBKのポジションと背番号、役割をみていきましょう。
FW(フォワード)
フォワードは8人。
相手選手とたくさんぶつかり合う場面が多いため、比較的体の大きな選手が多い。スクラムを組むポジションでもある。
リーチマイケル選手はフォワードの選手。
BK(バックス)
バックスは7人。
フォワードに比べ細身の選手が多い。ボールを持って、走るポジションと覚えておくといいでしょう。またパスやキックもするポジションでもある。
五郎丸選手はバックスの選手。
全ポジション一覧
ポジションは全部で10コ。
下記の表が全ポジションを記載したものになります。
各ポジション | ポジション名 | 背番号 | |
FW(8人) | PR | プロップ | 1.3 |
HO | フッカー | 2 | |
LO | ロック | 4.5 | |
FL | フランカー | 6.7 | |
No.8 | ナンバーエイト | 8 | |
BK(7人) | SH | スクラムハーフ | 9 |
SO | スタンドオフ | 10 | |
CTB | センター | 12.13 | |
WTB | ウイング | 11.14 | |
FB | フルバック | 15 | |
Re | リザーブ(控え) | 16~23 |
※Re(リザーブ)はベンチ入りした控え選手のことを指します。ポジション名ではありません。
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※開幕(2019/10)が近づくにつれて、日本代表ジャージは在庫切れになる可能性があります。
ジャージはいますぐにでも手に入るので、いまのうちに日本代表ジャージを確保しておきましょう。
ポジション別役割と有名選手について解説!
ここからは各ポジションの役割とそのポジションの有名選手をみていきましょう。
- あのポジションはなにをするんだろう〜
- あの有名選手のポジションはここだったんだ!
などラグビーのポジションについて理解を深めていただけたら幸いです。
PR(プロップ)背番号1.3
プロップは2名おり、1番が左プロップ、3番が右プロップと呼ばれる。
スクラムの最前列で、相手選手と直接スクラムを組み合う選手たち。1.3番はプロップという同じポジション名だが、スクラムでの役割は大きく違ってくる。
それもそのはず、左プロップ(1番)は右側にしか選手がおらず、右プロップは左側にしか選手がいない。左右でまったく違った感覚となる。
また、ラインアウトでも重要な役割を担う。それはリフターという、仲間を持ち上がる仕事もプロップの大事な仕事。
プロップはまさに縁の下の力持ち的な存在。温厚でやさしい選手が多いのが特徴。
PRの代表的な選手①畠山選手
畠山選手の経歴
仙台育英→早稲田大学→サントリー
2015年ラグビーワールドカップ出場
畠山選手は日本ラグビーフットボール選手会の代表理事でもある
畠山健介選手は日本ラグビーフットボール選手会の代表理事もつとめています。(2018年4月現在)
ラグビー選手は社会においてどういう存在であるべきなのか、ラグビー選手を引退したあとにどういう生き方ができるのか。
選手会は、そういったまだ答えのない課題に向き合い、社会に新しい価値観を発信していきたいというおもいをもっておられるよう。
日本ラグビーフットボール選手会のHPはこちらから⇒日本ラグビーフットボール選手会HP
PRの代表的な選手②稲垣選手
稲垣選手の経歴
新潟工業→関東学院大学→パナソニック
スーパーラグビー:レベルズ→サンウルブズ(2016〜)
2015年ラグビーワールドカップ出場
稲垣選手の特徴
プロップはスクラムを組むポジションでただでさえ、一番きついポジションともいわれている。
にもかかわらず、稲垣選手はとにかくタックルにいく選手。
試合中多くの場面で稲垣選手の姿を目にするのは、それだけタックルにいっている証拠。他の選手もあんなにも稲垣選手にタックルにいかれてしまうと困ってしまうんじゃないか?と思ってしまう。
その他、プロップー有名選手
山本幸輝選手(ヤマハ発動機)、具選手(Honda)、山下選手(神戸製鋼)、平野選手(パナソニック)
HO(フッカー)背番号2
フッカーも最前列でスクラムを組む1人。両サイドにプロップがいるため、スクラムの操縦士的な役割を担う。またスクラムハーフが投入したボールを足でコントロールしないといけないなど役割は重要だ。
体格としてはプロップより小さい選手が多い。
ラインアウトではボールを投入する役目をフッカーの選手がつとめることが多い。
スクラムでの操縦・ボールのコントロール、ラインアウトでのボール投入役など重要な役割が多い影響か、器用な選手が揃う。
おっとりした選手が集まるフォワードのなかでも、しっかりした存在。リーダー的な立ち位置。
HOの代表的な選手①堀江選手
堀江選手の経歴
島本高校→帝京大学→パナソニック
スーパーラグビー:レベルズ→サンウルブズ(2016〜)
2011.2015年ラグビーワールドカップ日本代表
日本人HO初のスーパーラグビー挑戦
日本人HOとして初のスーパーラグビー(南半球スーパークラブリーグ)のプロ選手となった。
その他、フッカー有名選手
湯原選手(東芝)、木津選手(日野自動車)、日野選手(ヤマハ発動機)、庭井選手(キャノン)
LO(ロック)背番号4.5
チーム内でもっとも背の高い選手が揃うポジション。
一番の役割はラインアウトでのボールキャッチ役。攻撃の起点として、重要になるラインアウトには欠かせない存在です。
その他はボールを持っている選手のサポートに徹することが多く、目立たない。仕事人のような選手が集まる。
ラグビー王国のニュージーランドでは少年はロックをやりたがる。それは強くて頼りになる男の象徴的ポジションだからだという。
普段は無口だが、試合になると人が変わったように激しいプレーをしてしまうような選手が多い。
LOの代表的な選手 大野均選手
大野選手の経歴
清陵情報高等学校→日本大学→東芝
スーパーラグビー:サンウルブズ(2016)
2007.2011.2015年ラグビーワールドカップ日本代表
鉄人・大野均
2015年ラグビーワールドカップvsサモア戦に先発し、37歳150日の日本代表最年長出場記録を更新。
また日本代表キャップは98で歴代トップ(2016年6月時点)の大野選手。
またご存知のかたも多いでしょう。
大野選手は大学からラグビーをはじめ、日本代表に上り詰めた選手。なににおいても遅すぎることはないということを体現してくれている選手です。
その他、ロック有名選手
真壁選手(サントリー)、ヘルウヴェ選手(ヤマハ発動機)、サムワイクス選手(パナソニック)
FL(フランカー)背番号6.7
チーム一、タックルができる選手がつとめるポジション・フランカー。攻撃、守備どちらでも欠かせない選手のため体力も必要になるポジション。
通常は6番がスクラムの左で、7番が右に配置。しかし、オープンサイドFL、ブラインドサイドFLというように使い分けるチームもある。
- オープンサイドFL…広いスペースを担当
- ブラインドサイドFL…狭いスペースを担当
FLの代表的な選手 リーチマイケル選手
リーチマイケル選手選手の経歴
札幌山の手高校→東海大学→東芝
スーパーラグビー:チーフス→サンウルブズ(2018〜)
2011.2015年ラグビーワールドカップ日本代表(2015キャプテン)
2015年ワールドカップでキャプテンをつとめる
歴史的な勝利をおさめ、日本代表としても初のグループステージ3勝をおさめるなど大躍進をとげた大会でキャプテンを務めていたのがリーチマイケル選手だ。
ラストプレーで、自身の判断でスクラムを選択。結果その選択が逆転となるトライを生んだことはあまりにも有名。
今季からはサンウルブズにも所属し、日本代表の活動を優先。間違いなく2019年ワールドカップでも主力を担うでしょう。
その他、フランカー有名選手
徳永選手(東芝)、金選手(NTTコミュニケーションズ)、布巻選手(パナソニック)
No.8(ナンバーエイト)背番号8
チームで一番強い選手がNo8をつとめる。フォワードのなかで一番目立つポジション。
スクラムの一番後ろでボールをコントロールし、攻撃を仕掛ける重要なポジション。また攻撃中にはバックスLINEの混ざり、アタックすることもある。
チームとしてもNo8に良い形でボールをつなぎたいと思っている。
スクラムの最後尾ということもあり、フォワードに指示を出す。また、バックスとのコミュニケーションも取りやすいポジションなのでNo8がキャプテンというチームも多い。
No.8の代表的な選手 アマナキ・レレイ・マフィ選手
アマナキ・レレイ・マフィ選手の経歴
花園大学→NTTコミュニケーションズ
スーパーラグビー:レベルズ
2015年ラグビーワールドカップ日本代表
スーパーラグビー・レベルズの主力として大活躍
今シーズンもマフィ選手はスーパーラグビー・レベルズに所属しているのだが、活躍ぶりが郡を抜いている。各節ごとに選出されるベストフィフティーンに選ばれるなど世界的にも有名な選手になってきた。
すでに2019年ラグビーワールドカップにも欠かせない選手の1人でしょう。
その他、ナンバーエイト有名選手
松橋選手(リコー)
SH(スクラムハーフ)背番号9
フォワードとバックスのつなぎ役。ボールのあるところに常に位置し、仲間にパスを供給する。
俊敏性や判断力が求められるポジションのためか、体が小さい選手が多い選手がつとめることが多い。相手選手とぶつかることがすくないポジションでもある。
SHの代表的な選手①田中史朗選手
田中史朗選手の経歴
伏見工業(現工学院)→京都産業大学→パナソニック
スーパーラグビー:ハイランダーズ→サンウルブズ(2017〜)
2011.2015年ラグビーワールドカップ日本代表
日本人バックス初、スーパーラグビー参戦
2013年、ハイランダーズで日本人初のスーパーラグビープレーヤーとなった田中選手。またスーパーラグビーで日本人初のトライを記録したのも田中選手だ。
SHの代表的な選手②流選手
流選手の経歴
荒尾高校→帝京大学→サントリー
スーパーラグビー:サンウルブズ(2017〜)
今シーズンサンウルブズの共同キャプテンに就任
今シーズンはじめてサンウルブズのスコッド入りした流選手。いきなりキャプテンに任命された。
NTTコミュニケーションズに所属するヴィリー・ブリッツ選手との共同キャプテンだが、帝京大学時代からのキャプテンシーは社会人になったいまも健在。
関連記事:流・ブリッツが共同キャプテン
その他、スクラムハーフ有名選手
茂野海人選手(トヨタ自動車)、内田啓介選手(パナソニック)
SO(スタンドオフ)背番号10
司令塔。チームをコントロールする役目。ラグビーで一番の花形ポジションである。
パス、キック、ランニングなどすべてのスキルで高いレベルが求められる。また、ラグビー理解度の高い選手しかつとめることが難しい。
SOの代表的な選手 田村優選手
田村優選手の経歴
國學院栃木→明治大学→NEC→キャノン
スーパーラグビー:サンウルブズ(2016〜)
2015年ラグビーワールドカップ日本代表
弟も日本代表クラスのスタンドオフ
田村優選手の弟・熙選手はトップリーグ・サントリーに所属。昨シーズンはサンウルブズのスコッドにも入るほどの実力。兄弟揃ってのワールドカップ出場も夢ではないかも。
その他、スタンドオフ有名選手
小野選手(サントリー)
イチ押しのスタンドオフ・マッケンジー選手
個人的にイチ押しのスタンドオフは間違いなくチーフス・マッケンジー選手。
2017シーズンまではフルバックで起用されることが多かったが、今シーズンはスタンドオフでの出場が増えている。
パス、ランニングスキルに長けており、見ていてワクワクするプレイヤー。ぜひ、一度彼のプレーをみてほしい!!
マッケンジー選手のパス①
マッケンジー選手のパス②
⇒【スーパーラグビー】チーフスのフルバック マッケンジーがやばい
CTB(センター)背番号12.13
攻撃・守備どちらでも要になるポジション。バックスの中でも強い選手がつとめることが多い。
12.13番がセンターだが、12番はインサイドセンター、13番はアウトサイドセンターと呼ばれる。
インサイドセンター…よりFWに近い位置にたつためインサイド(内側)センター。
アウトサイドセンター…インサイドセンターの外側に位置するため、アウトサイド(外側)センター。
CTBの代表的な選手 立川選手
立川選手の経歴
天理高校→天理大学→クボタ
スーパーラグビー:ブランビーズ→サンウルブズ(2016〜)
2015年ラグビーワールドカップ日本代表
各チームでキャプテンをつとめる立川選手
所属するクボタスピアーズ、スーパーラグビー・サンウルブズ、日本代表と各チームでキャプテンをつとめる立川選手。2019年ラグビーワールドカップにも欠かせない存在ということは間違いないでしょう。
参照:2017/06/16 Numberより
関連記事:堀江翔太と立川理道が明かす ジャパン主将の過酷な日々。
その他、センター有名選手
ティモシー・ラファエレ選手(コカ・コーラ)、ウィリアム・トゥポウ選手(コカ・コーラ)、マイケル・リトル(三菱重工相模原)、中村亮土選手(サントリー)、村田大志(サントリー)
WTB(ウイング)背番号11.14
トライを取ることが求められるポジション。チームで一番足の速い選手が揃う。
11番・14番とウイングも2選手つとめるポジションである。
WTBの代表的な選手①山田章仁選手
山田選手の経歴
小倉高校→慶應義塾大学→パナソニック
スーパーラグビー:フォース→サンウルブズ(2016.2018〜)
2015年ラグビーワールドカップ日本代表
WTBの代表的な選手②福岡堅樹選手
福岡選手の経歴
福岡高校→筑波大学→パナソニック
2015年ラグビーワールドカップ日本代表
2016年リオデジャネイロオリンピック7人制日本代表
2019年東京オリンピック後は医師を目指す?
将来的には医師になる夢を持っており、東京五輪のテーマは「完全燃焼」。
「東京五輪は競技人生の最後の大会と位置付けている。五輪後は(医師の夢に)優先順位をシフトしていく」と、明かした。
その他、ウイング有名選手
レメキ選手(Honda)、ホセア・サウマキ選手(キャノン)、セミシ・マシレワ選手(近鉄)、ゲラード・ファンデンヒーファー選手、松井千士選手(サントリー)
FB(フルバック)背番号15
チームの最後尾で指示を出すため、スタンドオフと同様に司令塔のような役割を担う。
また、守備では最後の砦となる。キックを蹴ることも多い。
FBの代表的な選手①五郎丸選手
ヤマハ発動機に所属する五郎丸歩選手。
2015年のラグビーワールドカップでの活躍で一躍有名に。
また「ルーティン」も五郎丸選手の代名詞となりました。
五郎丸歩選手経歴
佐賀工業→早稲田大学→ヤマハ発動機→フランス・トゥーロン→ヤマハ発動機
スーパーラグビー:レッズ
2015年ラグビーワールドカップ日本代表
一番の魅力はキック
なんといっても一番の魅力はキック。
正確性のあるゴールキックは日本代表の得点源でした。
また、日本人バックスのなかでも体が大きく力強いランニングも持ち味。安定感のあるキャッチングも素晴らしい選手。
FBの代表的な選手②松島幸太郎選手
松島幸太郎選手の経歴
桐蔭学園→シャークスアカデミー→サントリー
スーパーラグビー:ワラターズ→レベルズ→サンウルブズ(2017)
花園で100メートル独走トライ
桐蔭学園3年時に出場した第95回全国高校ラグビー大会(通称:花園)。
準決勝・大阪朝鮮戦でのトライはいまでもラグビーファンのなかで強烈なインパクトを残しているでしょう。
松島選手が90m走りきったトライ映像はこちら▼
h4:南アフリカU-20代表候補になるも…
高校卒業後、シャークスのアカデミー(育成組織)に2年間在籍。その期間中に、南アフリカU-20(20才以下代表)候補に選ばれるも、「日本代表で強いチームに勝ちたい」という理由で辞退している。
引用:Wikipedia
高校卒業後は単身南アフリカに
高校卒業後は、南アフリカのシャークスの下部組織に所属。パワーアップして日本に帰国して以降は、サントリー・日本代表とどちらのチームにも欠かせない選手となった。
サイズ(体の大きさ)はそこまでないものの、ジンバブエ人のお母様の血を受け継いだのか、しなやかなランニングでボールをもてば確実に前進してくれる。
その他、フルバック有名選手
野口竜司選手(パナソニック)、ロビー・ロビンソン選手(リコー)
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※開幕(2019/10)が近づくにつれて、日本代表ジャージは在庫切れになる可能性があります。
ジャージはいますぐにでも手に入るので、いまのうちに日本代表ジャージを確保しておきましょう。
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