前回大会の日本選手権をもって、大学生枠がしばらく廃止になった。2019年ラグビーワールドカップと2020年の東京オリンピックの強化のための一環だという話は聞いたけど…
これは大きな間違いだ!と私は感じている。
日本選手権の意味
日本で最強のラグビーチームを決める大会。
そう、日本選手権は日本で最強のラグビーチームを決める大会なんですね。
サッカーで言うと天皇杯かな。
確かに、日本最高峰のラグビーリーグ「トップリーグ」に所属するチームがどこかしら優勝するだろう。
1987年の早稲田大学以降、社会人チームが優勝をしている。私も生まれていない(私は27歳)。
トップリーグが発足し、力の差は明らかに
2003年〜発足したラグビートップリーグのおかげもあり、日本ラグビー代表は格段と強くなった。2015年のワールドカップでは、南アフリカに勝利するなど歴史的ワールドカップになったのはご存知だろう。
日本代表の成長は、トップリーグのおかげだ。
しかし、その分大学生と、トップリーグとの力の差も歴然の差となった。
大学生とトップリーグに力の差が生まれた要因▼
- 外国人選手の増加
- 外国人監督・コーチの招聘
- 練習環境の改善
- 選手のプロ化
などなど、この他にもたくさんある。
大学生・クラブチームの活性化が日本代表をより強くする
【日本選手権から、なぜ大学生・クラブ枠をなくしたのか?】
大学・クラブチームの活性化も、やっぱ日本ラグビーには必要。
対戦相手に、実力差があるから?協会は、帝京大学の挑戦をなんだと思っていたんだろう。
あれこそ見習うべき。#ラグビー#帝京大学ラグビー— よーた(yota) (@simpple_) 2017年6月14日
近年では、帝京大学が果敢にトップリーグ勢にチャレンジを挑んでいた。春先から、トップリーグのチームと試合をし、日本選手権でトップリーグ勢に勝つことを目標にしていた。
これは結果でも証明している。
2015年 帝京大大学がトップリーグ勢に勝利
引用:https://www.rugby-japan.jp/schedule/detail/10232/
この勝利は、これからの大学勢の指針になる試合でもあった。しかし、昨年の日本選手権で大学生枠の廃止が決定した。日本選手権に出場できる資格はもうトップリーグのチームにしかない。
日本ラグビーのルート
日本ラグビー界では、一般的に「大学」→「トップリーグ企業」に就職しラグビーを続けることが大半だ。
だから、単純に考えても大学生の成長は日本ラグビーには欠かせないものとなっている。
まったくの別物をして、大学ラグビーとトップリーグを考えているようにしか思えないような選択だったのではないだろうか。
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