第54回大学選手権決勝は、近年まれにみる激闘だった。
54回大学選手権「決勝」試合結果
帝京大学21-20明治大学
帝京大学…3トライ3ゴール
明治大学…3トライ1ゴール1PG
試合の振り返り
前半
キックオフから試合を支配したのは、挑戦者の明治大学。
12梶村選手を中心にプレッシャーをかけ、先にトライを奪う。
帝京大学もすかさず、トライを奪い返すが今日の明治はいつもと違った。
帝京の反撃がはやくも開始されるかとおもったが、つぎに得点を奪ったのは明治大学だった。
バックスの見事な展開でトライを奪ったのだ。
9福田選手がループでつなぎ、12梶村選手へ。梶村選手が14高橋選手まで飛ばしパスをつなぎ、帝京大学の11竹山・15尾崎選手をかわしトライ!
見事なトライだった。
その後も、明治大学が優位に試合を進め、前半は17-7と明治大学がリードして終えた。
後半
後半、最初に得点を奪ったのは明治大学だった。
SO堀米選手がペナルティゴールを成功させ、20-7とリードを広げる。
しかしこの時点ではまで、2トライ2ゴールで帝京大学は逆転できる得点差だった。
流れはだんたんと、帝京大学ペースに変わっていく。
- 帝京大学の経験値
- 明治大学の疲労
がじわじわとその流れをかえていったようにも見えた。
後半15分に5秋山選手、20分に13岡田選手と立て続けに帝京大学がトライを決め、2つのゴールも成功させ逆転したのだ。
帝京大学21-20明治大学
試合終了間際。
帝京大学キャプテン・2堀越選手がシンビンとなりヒヤヒヤする場面もあったが、スコアは動かずこのまま試合終了。
21-20の激闘を制し、帝京大学がみごと大学選手権9連覇を達成した。
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帝京はトライをとる位置まで徹底しているのか?
ふと、試合後こんなことをおもってしまった。
大学選手権
帝京大学21-20明治大学キックの重要性。
それだけじゃないような気がする。帝京のトライはすべてコンバージョンが入りやすい位置でのトライ。
そもそもトライはゴールポスト付近でしか必要ないと考えてる?帝京のすごさは底知れない。
— ヨウ@ラグビー.com (@you_rugby_) January 7, 2018
結果として、
帝京大学は3トライ中、すべてのゴールを決めた。
対する明治大学は3トライ中、ゴールキックの成功は1本のみ(PG1本成功)。
キックの成功・不成功で試合の結果が大きく変わっていたかもしれない。
キックの重要性がより強調された試合ともいっていい。
しかし、それだけではかたずけられないような気がした。
トライの位置からみる帝京の底知れないすごさ
ここからはもう勝手な妄想です。
でも偶然ではないような気がするんですよね…
両チームのトライ位置をおさらいしてみましょう。
帝京大学
- 1本目…2堀越選手→ゴールポストから15mの間(ゴール〇)
- 2本目…5秋山選手→ゴールポストすこし左(ゴール〇)
- 3本目…13岡田選手→ゴールポスト下(ゴール〇)
明治大学
- 1本目…12梶村選手→左から5m~15mの間(ゴール×)
- 2本目…14福田選手→右隅っこ(ゴール×)
- 3本目…9福田選手→ゴールポストすこし右(ゴール〇)
ハイライトで確認してみてください↓
そもそもトライはゴールポスト付近でしか必要ないと考えてる?
これは私の勝手な妄想だが、そんな気がしてならなかった。
もちろんキックの重要性もあらためて考えさせられた試合でもあった。
帝京大学・明治大学の選手の方々、素晴らしい試合をありがとうございました。
お疲れ様でした!
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画像引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180108-00000035-dal-spo.view-000
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