引用:http://rugby.necsports.net/topics_detail1/id=1503
NECが48点!?
あのNECがどうやって48点も得点をとったんだろう…
トップリーグ開幕戦 東芝相手に0点と完封されたNECは、どのようにコカ・コーラから7トライを奪うことができたんでしょうか。
Contents
超効率的なアタックをNECが披露
トップリーグ第2節試合結果
NEC 48ー12 コカ・コーラ
前半 24-7
後半 24-5
トライ数:7本
東芝との開幕戦で、0-20で負けたNECが次節で48得点。ここまで得点を取れるとは思っていませんでした。
でも、試合を展開をみていればすぐに納得。
NECが超効率的にアタックを繰り返していたからです。基本に忠実な攻め方をみせたNEC。今シーズン、意外と面白い存在になるかも!
トライシーンをおさらい
コカ・コーラ戦、計7本のトライを上げました。すべてのトライシーンをおさらいしてみましょう。
①前半8分 リサレ・ジョージ
最初のチャンスは、モールでしつこくせめる。
押し切ってトライ
②前半15分 リサレ・ジョージ
2本目は、またしてもモール。
でも、ある程度押したらNo8リサレがコカ・コーラのサイドが薄いことに反応し、モールから抜け出し、トライ。きちんと周りが見えていて、最適でもっとも確立の高い手段でトライを取りきる。
基本の徹底ができています。
補足▼
正直、No8リサレ選手が走ってきた場面、コーラ14番があまりにも簡単にやられすぎ。綺麗に仰向けに…スピードもそこまで出ていなかったので、すこしでもタックルで対抗してほしかった。
すぐにFL山下選手も、よってきていたので時間を稼げていたらトライは防げていたはず。
まあ、リサレ選手はスポードはなくとも、ヒットのタイミング&体の使い方が上手い選手なので、スピードどうこうの問題ではなかったのかもしれないけど。
③〜⑤後藤輝也 3連続トライ
その後は、WTB後藤選手の3連続トライ。
1本目は、ハーフからボールを直接もらい、一対一で抜き去りそのままトライ。
2本目は、FWがモールでしつこくアタックしたことにより、コカ・コーラの意識が内側にあつまり。外側にスペースが生まれる。
スピードのある後藤選手にひろいスペースを残してボールをわたし後藤選手が相手選手をかわしトライ。
このトライには2つのポイントがありました。
後藤選手2本目トライのポイント
1.後藤選手は流れながら、ボールを受けた。
2.大外に選手が、ポジショニングしていた。
1.後藤選手は流れながら、ボールを受けた。
SO森田選手は、すこし長めのボールを放りました。森田選手の投げたボールを後藤選手はスワーブをきるようにチャッチした。その時点ですでに、相手選手を半歩ずらしていたんですね。
後藤選手は一気に加速し、そのままトライすることができた。
2.大外に選手が、ポジショニングしていた。
また、後藤選手の目の前には、大きなスペースが空いていた。実はNECの選手が大外にポジショニングしていたのだ。コーラの選手は、大外の選手をマークするため、同じように大外にポジショニング。
後藤選手の目の前には、大きなスペースが生まれた。
3本目のトライは、インターセプトから独走。WTB後藤選手に好きなようにやられていましたね。
⑥後半20分 マリティノ・ネマニ
後藤選手を警戒するばかり、次はBKの内側が手薄に。CTBマリティノ・ネマニ選手に簡単にディフェンスラインを突破。トライを許す。
⑦後半27分 秋山哲平
またしても、マリティノ・ネマニ選手の突破。サポートしていた秋山選手がだめ押しのトライ。
FWもきちんとサポートにはしっていて、チームが好調な理由がわかります。
・コカ・コーラが勝てないのは、「特徴」のなさが原因!?|ラグビートップリーグ – ラグビー.com
「トライシーン」ハイライト動画
NECの全トライシーンがみれる動画はこちらです↓
各トライシーンのポイントを、意識しながらみてみるとおもしろいですよ!
www.youtube.comコカ・コーラ戦 NECのアタックが「ドハマり」
- モール
- モールのサイドをつく
- ウイングでアタック(バックスの外側)
- センターでアタック(バックスの内側)
NECは、1試合を通じて①〜④の流れでアタックをしていきました。
モールで攻め、コカ・コーラがモールに集中したところをサイドアタックで抜け出す。
完全にFWを警戒しているスキをつき、次はグランドの外側(WTB後藤選手)を使う。最後はすこし内側に戻し、強い外国人選手で突破。
NECは相手の心理をよみ、効率的なアタックでトライを量産。
逆にコカ・コーラはおもしろいようにアタックをされてしまった。タックルも、弱く。NECに対し、全く歯がたっていませんでした。
基本に忠実なアタックをしたことが、コカ・コーラに相手にドハマり。
その結果、NECが48点もあげることができたんでしょう。
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