引用:https://twitter.com/RUGBY_REPUBLIC/status/887233044859371520
2017年アシックスカップ・東福岡高校の2連覇で幕を閉じた。
ベスト4に進出した4チームは、花園常連校ばかりだ。
今年の花園を盛り上げる4チームであることは間違いないでしょう。
そんななか、高校ラグビーの新たなモデルケースがみれたような大会でもあった。
それは「大分東明高校」が示してくれた。
Contents
「大分東明」高校が躍動!
第4回アシックスカップで、ひときわラグビーファンの目をひいたのは、「大分」の高校ではないだろうか。
高校ラグビー界で、大分といえば、だれもが「大分舞鶴」と答えるはず。
しかし、、、
今大会、大分県の代表は 「大分東明高校」 。
私は特に注目もしておらず、失礼な話。
プレート、ボウルトーナメントへ進むと思っていた。
そんな大分東明高校が、終わってみればカップトーナメントベスト8という素晴らしい成績をおさめたのだ。
カップトーナメント…予選リーグの1位同士が激突するトーナメント。
実質、決勝トーナメントとなる。
「大分東明」アシックスカップ結果
予選プール
- 大分東明(大分)
- 三本木農業(青森)
- 高岡第一(富山)
予選プール試合結果
- 大分東明 41-0 三本木農業
- 大分東明 36-12 高岡第一
決勝トーナメント
- 1回戦
大分東明 33-10 西陵高校
- 準々決勝
大分東明 7-24 京都成章
結局京都成章は準優勝。
準決勝の東海大仰星戦のスコアをみると大分東明の強さも証明されます。
- 決勝トーナメント準決勝
- 京都成章 31-12 東海大仰星
「第4回全国高校7人制大会県予選」結果
決勝(4月16日)
大分東明 12-7 大分舞鶴
- 前半 12-0
- 後半 0-7
ちなみに、15人制ラグビーでは、まだ大分舞鶴とはかなりの差があるよう。
第65回大分県高校総合体育大会 決勝(6月15日)
大分東明 82-7 大分舞鶴
- 前半 0-26
- 後半 7-56
高校ラグビー界の名門「大分舞鶴」
花園出場55回を誇るラグビー界の超名門。
個人的にはNO.8吉田選手。SO才口選手がいた時代が大好きです。
啓光学園との死闘はすごかった…
大分舞鶴に勝利した「大分東明」
花園出場55回誇る名門に勝利し、7人制の全国大会に出場した大分東明。
全国大会でも、大分舞鶴に勝利したちからを存分に発揮しベスト8という成績を残した。
残念ながら、15人制ではまだ大分舞鶴に差があるようですが、今回の成績は今後の高校ラグビー界の新しい形になる。
「なぜ」大分舞鶴に勝利できたのか?
大分東明はなぜ、大分舞鶴に勝利できたのか?
それは、15人制と7人制ではまったく違った要素が求められるからだろう。
ポジションの役割が、ある程度決まっている15人制と比べ、7人制はどの選手もパス、ラン、タックルなどどのプレーもできなければいけない。
大分東明が、大分舞鶴より、よりセブンセスに適した選手を7人集めることができたことが勝利に結びついたと考えられる。
7人制のメリット
15人制では、強豪高校に勝てなかった大分東明。
しかし、7人制では勝つことができた。
これは他の県のチームにも新たな可能性を示すいいケースになったはず。
- 「7人」で公式戦に出場できる
- 本格的に取り組んでいる高校が少ない
7人制には、2つのメリットがある。
部員が集まらず、15人制での強化でできないチームでも7人制なら少人数で練習をつみ、全国大会への出場する可能性もひろがる。
「部員が集まらない」を逆手にとる
7人制特化の高校が、あってもいい。
・7人で試合に出れて
・各チームそこまで本格的に取り組んでいない鳥取県や、四国など部員数に悩まされてる高校は導入すべき!
アシックスカップで、いい成績を残せば注目度もあがり。
部員増につながる。— ヨウ (@simpple_) 2017年7月19日
鳥取県や、四国の高校はラグビー部の部員を集められず、県自体のラグビー強化が進んでいない。
部員数に、悩まされている高校はまずは7人制に特化してみるのはどうだろうか。
関連記事:【高校ラグビー】U-18欧州選手権と春の選抜大会どっちが重要? – ラグビー.com
コメントを残す