関西学生代表の選手達が3月15日から26日の12日間、ニュージーランドで遠征へ。
この記事を読んでいて感じたことがあります。
それは単にこの遠征が、選ばれた選手だけの成長にとどまらないということ。
- 選手選考の方法
- 会長自ら動く関西ラグビー界
この2つが関西の躍進を支えているんだと納得。
遠征内容
2017年3月15日~3月26日(12日間)
この期間に、現地のチームと3試合をするというのが遠征の内容。
遠征メンバー
やはり関西大学リーグ1部所属の選手が中心です。
でも、あとから紹介しますが。
この選考は、関西協会所属の全地域にセレクターを派遣した結果のメンバー。協会の本気度がかなり伝わってくる。
ポジション | 氏名 | 所属大学 |
左PR | 柴田 知宏 | 京都産業大学 |
左PR | 渡邊 彪亮 | 立命館大学 |
HO | 藤浪 輝人 | 天理大学 |
HO | 中川 将弥 | 京都産業大学 |
右PR | 水野 健 | 天理大学 |
右PR | 土田 敬太 | 同志社大学 |
左右PR | 赤平 勇人 | 天理大学 |
LO | 伊藤 鐘平 | 京都産業大学 |
LO | 澤井 未倫 | 天理大学 |
LO | 小島 佑太 | 立命館大学 |
LO/No.8 | タンギパ・タリフォロフォラ | 摂南大学 |
3rd | 野中 翔平 | 同志社大学 |
3rd | 島根 一磨 | 天理大学 |
3rd | 丸山 尚城 | 同志社大学 |
3rd | 古川 聖人 | 立命館大学 |
SH | 貴島 由良 | 京都産業大学 |
SH | 木下 皓太 | 関西大学 |
SO | 喜連 航平 | 近畿大学 |
SO | 立見 聡明 | 天理大学 |
SO/CTB | 王子 拓也 | 天理大学 |
CTB | 永富 晨太郎 | 同志社大学 |
CTB | 金 淳英 | 関西学院大学 |
WTB | 久保 直人 | 天理大学 |
WTB/CTB | トゥア・サミソニ | 摂南大学 |
WTB/FB | 中 孝祐 | 関西学院大学 |
CTB/FB | 中田 翔太 | 近畿大学 |
FB/WTB | 山田 聖也 | 近畿大学 |
参照:http://rugby-kansai.or.jp/44403
選手選考方法
今回の選手たちは、関西リーグ以外にも。
関西協会所属の東海、北陸、中四国をセレクターが視察し、セレクションコミッティー(セレコン)や関西大学リーグ委員会などとの協議の末選ばれた。
ここがスゴイですよね。
普通に考えれば関西大学Aリーグに所属している選手が選ばれると考える。
だって、単純に一番レベルが高いから。
でも、関西協会に所属している東海、北陸、中四国までセレクターを派遣。
その上で協議し、選手選考をしている。
正直、この3地区は関西の大学よりもレベルが落ちるんですよね。
にもかかわらず、協会内のすべてをチェックし、選考にふまえている。
これはなかなかできることではない。
3地区の選手は自分たちも、選考対象にはいっているって思えるだけでもやる気が違う。
もちろん選考側もより良い選手選考のためにはかかせないこと。
関西協会所属の大学のリーグの仕組み
このようなリーグに分かれています。
Aリーグに所属するチームが一番強いチームの集まりと考えてもらって結構です。
参照:http://rugby-kansai.or.jp/gameuniversity
関西ラグビー協会会長 坂田氏の存在
坂田さんはすごい。
坂田 好弘(さかた よしひろ、1942年9月26日 – )は、日本の元ラグビー選手・ラグビー指導者。大阪体育大学名誉教授、日本ラグビーフットボール協会理事、関西ラグビー協会長を務める。
2012年までは大阪体育大学ラグビー部監督を務め、2013年から同ラグビー部エグゼクティブ・アドバイザー。日本ラグビー史、ワールドクラスの選手として知られている。2012年に東洋人として初となるラグビー殿堂入りを果たした。引用:Wikipedia
今回の遠征費も、1000万円以上の遠征費を捻出してきた。
遠征メンバーの学生の持ち出しは一切なし。
坂田さんは、会長就任後、スポンサーを募ったり。企業から、経済支援を引き出すことまでしている。
学生のために、日本ラグビーのために未だに尽力されている日本のレジェンドは本当にすごい。
「一番大切なことは、予算の裏付けができた、ということや。まずはお金がないと無理。俺の力やあらへんよ。スポンサーのおかげやな」
記事内抜粋
お金がないと無理。
これは当たり前のことだが会長がじきじきに動き回り、資金集めをしている姿を見ていれば、近年の関西ラグビーの強化となにか重なってくるきもする。
大学選手権関西大学リーグ勢成績
2016年度
ベスト4進出
やっぱり関西のラグビーは勢いがある
いまの関西にはラグビーの勢いを感じる。
学生、指導者どちらもラグビーに対して熱いおもいをもっているんだろうな〜
この時期はどの大学だって秋に勝つために、所属チームで練習がしたいに決まっている。
近年はとくに帝京大学が大学選手権を圧倒し始めて、妥当関東が関西大学のスローガンになったことも大きい。
連帯感というか関西は全てのベクトルが同じ方向を向いている。
もともと関西の学生は技術は高い。
海外遠征でレベルアップしたら帝京の一番の刺客になる可能性あるな。
今年の大学選手権は関西大学勢にきたいしたい!
やっぱ関西のラグビーいま勢いがあるわ。
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