W杯で勝つには、世界基準が必要!オーストラリア戦で犯した”2つ”のペナルティからみるレフリングの甘さ

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引用:日本はオーストラリアに30―63で敗れた:流れ再び | Sport | The Guardian

30-63

ニュージーランドを倒したオーストラリアと対戦したラグビー日本代表。

点差は離れてしまったが、チームとして評価すべきところ・修正が必要なところは多々あっただろう。

まあ試合の分析は専門家にまかせて・・・

今回は気になった2つのペナルティについて考えてみた。

それは、ロールとノーバインドについてだ。

「世界と日本」レフリングのずれ

オーストラリアの大勝だったこの一戦、私は日本代表2つの反則が目についた。

これは、世界と日本のレフリングの違いが大きくあらわれたシーンでもあった。

関連記事:2019ラグビーW杯日本代表|サントリー・沢木監督が「全勝を狙える」といった5つのポイント – ラグビー.com

ノーバインド&ロール

オーストラリア戦で、気になった日本のプレーとは、

  1. ノーバインド
  2. ロール(ノットリリーズザボール)だ。

ノーバインドとは…

タックルにいく際、相手選手をつかまずタックルにいくこと。簡単に言えば、頭や肩から相手につっこむようなプレーだ。

ラグビーでは、これは反則のプレー。

近年これはあぶないプレーのため、厳しく反則をとられている。

ロール(ノットリリーズザボール)…

ボールをもった選手は、タックルが成立したらボールをはなさないといけない。

しかし、ボールをはなさず前進するプレーまたは、ころがって前進しようとするプレーをロールという。

これはノットリリーズザボールという反則になる。

ノーバインド&ロールは、日本国内のジャッジで「甘い」部分

日本国内(トップリーグや、大学ラグビー)では、比較的ノーバインドやロールで反則は取られることはなかった。

しかし、世界では厳しくジャッジされてきている。

1.堀江選手のノーバインド

前半、堀江選手がタックルにいった際、頭から突っ込む形になりペナルティをとられた。これがノーバインドという反則。

テレビ画面からみる映像では、低い姿勢でタックルにいき、相手を倒していた良いタックルに見えた。

しかし、よくみてみると堀江選手は相手選手をつかまず頭からタックルにいっていた。

ぼくはこのプレーをみて、

「シンビンがでてしまうのでは?」とレフリーの手を注意深くみていた。

だが、テストマッチということも関係してか、ペナルティのみでプレーが再開した。

危険なタックルとして、ペナルティ。

相手ボールになったのだ。

日本ではタックルに、バインドよりも低さ重視する

日本人は、外国人に比べ体が小さい。

そのため、どの指導者も基本的には「タックルは低く入れ」と教える。

とにかく低く、相手のヒザよりしたをめがけてタックルにいくことが求められていた。

ラグビーのタックルは、「相手をつかむ」ことが必須

ラグビーのタックルは、相手をつかむことが必須だ。

相手をつかまない(ノーバインド)ことは、反則に値する。

だから、堀江選手のタックルは反則を取られてしまった。

また、近年ラグビー界では、危険なタックルへのペナルティがより厳しく反則を取られている。

シンビンやレッドカードもでてしまうほどだ。

シンビン…10分間出場停止

レッドカード…退場

2.松田選手のロール

松田選手・野口選手がよくやっていた、タックルが成立したにもかかわらずボールを持ち続け転がるように前にでる行為は反則間際の行為だ。

実際に、松田選手はノットリリーズザボールの反則をとられてしまった。

日本人は体が小さいから工夫は必要

日本人は体が小さい。

そのため、大きな外国人あいてに工夫をして攻撃をしないといけない。その結果、タックルされたあと、すこしでも前進するための行為だ。

トップリーグでもよくみるプレーですよね。

LO姫野選手との違い

姫野選手も似たようなプレーをしたいた。

しかし、姫野選手はロールではなく、タックルされたらいったんボールをはなし、再びボールを持ち上げ前進するのだ。

姫野選手のように、いったボールをはなして再びボールをもち走り出すのは問題がない。

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日本でジャッジが甘い2つのプレーが、世界では当たり前にペナルティという事実

ノーバインドによる、危険なタックルはどんどん厳しくジャッジされている。

また、日本代表が連発していたロールもレフリーによってはバンバンペナルティがとられてもおかしくない。

反則間際の行為だからだ。

戦術やフィジカルの強化も大切だが、世界基準のレフリングを意識することも今の日本代表には大切になってくるだろう。

【追伸】ロールに対する、オーストラリア代表の反応も気になった

「こいつらなにやってんの?」と感じているような印象を個人的にはうけた。

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(ラグビーW杯開幕は2019年9月)

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