【高校ラグビー】U-18欧州選手権と春の選抜大会どっちが重要?

【2021年度】最新情報!

吉田宏さんのラグビーコラムをみた。

U-18日本代表と高校選抜とどちらが重要なのか?東福岡と桐蔭学園が下した決断がそれぞれ異なった。
それは別々の判断になってしまった日本ラグビーに問題があると考える。
※U-18とは18歳以下の選手のこと。

コラムの内容

選抜高校ラグビー開催中に、フランスで開催されたU-18(18歳以下)欧州選手権に日本代表が招待された。
東福岡は選抜大会期間中に8人の選手を日本代表に送りだし、一方、優勝した桐蔭学園の選出は0人。
一部の選抜大会関係者からは、東福岡の判断を「大会軽視」という不満の声が上がった。
対する桐蔭学園へは「代表軽視」という“小言”が聞かれた。だが、これは高校指導者が、文句をつけられる問題だろうか。
という内容。
コラムはこちらから↓

両大会の開催期間

U-18日本代表の遠征と、選抜高校ラグビーの期間をまずは見くらべてみましょう。

選抜高校ラグビー大会

  • 予選リーグ 2017/3/31~2017/4/4
  • 決勝トーナメント 2017/4/6~2017/4/9

U-18日本代表の遠征

  • 遠征スケジュール 2017/4/3~2017/4/17
予選リーグの最終日から、遠征メンバーは各高校を離れることになる。
東福岡高校桐蔭学園も決勝トーナメント進出しておりこの遠征は大きく大会の結果を左右することになる。
もちろん大会前から両チームは決勝トーナメントに進出する可能性が極めて高くチーム関係者、監督、選手はいろいろなことを考えた結果の決断だっただろう。

各チームの選考人数

決勝トーナメント進出したチームの遠征参加人数をまとめました。
合わせて読みたい

2校の選択は

あくまでもぼくの解釈を書いたものです。各学校の本当の意図は不明なのでそこは承知の上お読みください。

東福岡

選手の”成長”を第一に考えた

高校生の段階で、海外に遠征をする。いままで対戦したことのないような相手に対し、国の代表としてプレーできる機会。東福岡としては、選手個人の成長のためにU-18日本代表の遠征を選んだのだろう。
同年代でもトップクラスの相手と対戦することは非常に貴重な機会でもある。

桐蔭学園

選手の”進路”のことを第一に考えた

桐蔭学園としては、大学のスカウトが多く訪れる国内の大会である選抜大会を優先させた。より高いレベルのラグビーを経験させることも重要だが、今後より高いレベルでラグビーをするためには まずは強豪の大学にすすまなければいけない。

大学の進路は、冬の大会(花園)までに決まっている選手が多い。この春どれだけいいプレーをし、各大学のスカウトに印象付けるかが大事なる。その大会が選抜大会にあたる。桐蔭学園は”進路”のためにまずは選抜を優先させたのだろう。

2017年選抜ラグビーの結果

ご存知の通り、桐蔭学園は選抜大会を優勝した。
東福岡というと、準決勝で京都成章に負けてしまう。遠征にいった8人がいれば…と誰もがおもうだろう。
しかし、結果として優勝は桐蔭学園。これは事実であり、一生残る結果である。

ある高校の指導者は

ある高校指導者は、こう指摘する。
「選抜とU-18日本代表は、一体どちらが重要なのか。協会が、それぞれを、どう重視して、どう位置づけているかを、しっかりと示してほしい」。
仰る通りだ。どちらが重要なのか?協会は一体どう考えているのか?
一番大事な、2つの試合の位置づけを提示しないまま、選抜高いと遠征を同時期に行うのはありえない。

高校ラグビーの問題点

吉田さんがおっしゃる通り、この問題は選抜大会とU-18の遠征の”管轄”の違いによるものだ。
各管轄
日本ラグビー協会高体連という異なる2つの組織からなっている。
2つの組織がお互いに意思の疎通をはかり日本ラグビーの強化につながる動きをしてほしい。

まとめ

より一体感を持って、さまざまな事業に取り組むことが不可欠だ。
なぜなら“船頭”が2人でも、船に乗っているのは、日本ラグビーの将来を担う高校生たちだからだ。吉田宏

吉田宏さん

元号が平成に変わった年に産経新聞社に入社し、1995年ラグビーW杯後から、サッカー、野球担当を挟みながらサンケイスポーツラグビー担当。“軟式ラグビー(自称)”出身で、こちらも自称の江戸川キャップ2を誇る。99年W杯の報道陣による南北半球決戦・プレスマッチで、なぜか南半球の一員で世界制覇を果たして現役を引退してからは、書き手専門で楕円球を追う毎日。 *1

まさにこの通り。「日本ラグビー」を担う高校生によりより選択を提示してほしい。

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